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本センターが目指すのは究極の医工連携です。医学・生物学というソフトな科学領域と、数学・物理・工学などのハードな科学領域の連携によって、生体現象の構成論的理解を目指す研究活動を展開しています。観察、記述の科学であった医学、生物学を、物理、化学の諸法則の集積として再構成し理論化し、観察、体験できない現象の予測を目指します。生命体の代謝、シグナルなどの現象を微分方程式として具現化することによって代謝、シグナルのメカニズムを解明し、従来の観察科学からのアプローチでは達成できない全く新たな治療に役立てることを最終目的としています。
まさに総合大学であるという利点を生かしたプロジェクトであり、特に情報科学、工学の領域に卓越した実績を持つ本学だからこそ実現できる取り組みといえるでしょう。生体現象を数理モデルに基づいて解析する研究は、生命そのものを記述する数理モデル構築法の確立へと繋がるものです。現在、本センターにおいては、文部科学省のライフサイエンスグランドチャレンジ特定先端大型研究施設の開発最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用「次世代生命体統合シミュレーションソフトウェア開発」のうち「VCADシステムを血栓止血の主役細胞である血小板に応用することによる統合的な血栓止血シュミレーター基盤モデルの開発」の研究拠点となっています。次世代の高速コンピューターを用いて、「血小板細胞」をコンピューター上に実現し、実験とともに理論予測を可能とするシステムの開発を目指しています。
生命科学、医学、生物学、工学、情報科学などの異分野の研究者が領域の垣根を越えて共同研究を推進することによって初めて実現する未来志向型のプロジェクトといえ、医学領域の進歩を目指す独創的な取り組みといえるでしょう。大志をもった若手の医学、理学、工学研究者の参加を期待しています。
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