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本学は骨髄移植医療の先駆けとして、1976年に日本初の無菌無盡病棟を医学部付属病院に設置し、1981年には骨髄移植プロジェクトを開始、1982年には初めて同種骨髄移植を成功させるなど、これまで多くの造血幹細胞移植を実施してきました。再生医学・再生医療という言葉が一般的になるよりも前から、細胞移植に積極的に取り組んできた先達たちの輝かしい実績を有しています。
本センターでは、これまでの先進的な実績を基に再生医療の発展に資する基礎研究に取り組むと共に、特に「臨床に還元する」という視点からトランスレーショナルリサーチに力を入れて参ります。つまり、臨床応用実現可能な課題に積極的に取り組みます。人に介入する臨床研究や治験が実現したとしても、必ず現場で問題点が見つかります。その問題点をさらに研究で克服していく過程は、より良い治療法へ導くヒントが隠されていますので、リバーストランスレーショナルリサーチとしても極めて重要なテーマになります。
再生医療は、遺伝子治療、輸血・細胞治療、組織・臓器移植等の関連分野と共に発展し、患者さんにとって、より身近に感じられる、安全で有効な治療として持続可能な社会実装を目指さなければなりません。その実現のために一緒に取り組みましょう。異分野や若手研究者の方、学生の皆さんの参画を歓迎いたします。
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