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ますます少子化、高齢化が加速すると予想される中、医師数の確保、救急医療・産科医療の体制整備、医療連携など早急に取り組まなければならない多くの課題がもたらされています。こうした課題を解決に導くためには、医学教育が最先端医療の知識・技術の修得のみではなく、真に社会から求められる医療人としての育成を果たすことが重要な使命であります。
東海大学医学部の育成する人材像は、豊かな人間性・社会性を備え、知識・技能・創造性に秀でた良医であり、設立当初から旧来の教育哲学や方法論に固執せず、欧米の先進的な医学教育のスタイルも積極的に取り入れ、教育体制の構築を図って参りました。良医とは、幅広い視野に立ち、広範な知識・確かな技能・豊かな創造性を持つとともに、社会的役割を認識し、人に対する尊厳を忘れない人間性豊かな医師をさします。また、本学では、どのような医師を目指すか、どのような医学領域に取り組むかといった確固たる目標意識を持てるよう、十分に配慮した教育システムを導入しています。
最新の設備を備えた付属病院で行う臨床実習では、診断・治療の実践力を身につけるとともに、チーム医療の中で果たすべき役割とコミュニケーション能力を培うことができます。これは、医師および医学研究者としての根幹を形成する上で貴重な経験となり、倫理観の醸成に大きく寄与すると確信しています。
自然科学は、書物から得る学問ではありません。膨大な情報を解析して仮定を構築していく中で、いかに豊かな人間性と創造性を発揮して真実を捉えることができるかが重要な課題です。まさに本学が開学以来、追求し続けている「科学とヒューマニズムの融和」の具現化にほかなりません。
今後も、最先端医療の技術・知識を究めるとともに、社会で何が起こっているか、その原因は何か、解決するためには何が必要かを、自らが考え実行できる素養を磨く学習環境を整備し、これからの日本、そして世界の医療を支える人材の育成に努めていきます。
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東海大学医学部長
東海大学医学部 基礎診療学系画像診断学 教授
今井 裕
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