文部科学省 採択事業 がんプロフェッショナル養成推進プラン 医学物理士養成コース(修士課程)

近年の放射線治療は、要求される治療効果向上と科学技術の発展に伴い急速に発達しています。高精度放射線治療が多くの医療機関で施行されるに伴い、先端科学技術を物理的に理解し、臨床現場での治療をサポートする医学物理士の必要性が高まってきています。このような社会的要請に答えるべく、理工系、および放射線技術系の学部卒業生を対象に、大学院修士課程に医学物理士養成コースを設置しました。医学物理士認定基準に準拠したカリキュラムに従って、学士で培ってきた知識、経験を活かし、臨床現場で重要となる医学物理における多様な知識や技術を学び、医学物理士資格取得を目指します。

物理学では、基本的な概念や原理、法則を理解し、様々な物理現象への応用手法を学び、医学分野においては基礎から先端分野まで幅広く学び、多様な症例に対して科学的な理解を深めます。さらに培ってきた医学物理的アプローチをどのように臨床現場に活かしていくかを、実習を通して具体的に学びます。特に本学の特徴としては、医学物理士取得だけでなく、学術的研究を重視し、物理的な可能性の追求や先端技術の研究を行い、学会等への発表を通じて、医学物理の新たな可能性の追求できる人材を育てます。

このように本コースでは、様々な場面での物理現象への多角的な理解と、臨床現場で必須となる医学知識の両面から医学物理士としての幅広い専門性と高い能力を習得します。

■ 医学研究科医科学専攻(修士課程)において
医学物理士教育のために開講している9科目(選択科目)


放射線物理学特論/保健物理防護学/放射線診断物理学/放射線治療物理学/放射線計測学

放射線診断画像学/放射線生物腫瘍学/放射線関連法規・医療倫理/放射線治療実習

■ 医学物理士認定機構認定修士コースの概略

医学物理士認定機構認定修士コースの概略図

東海大学医学部 伊勢原キャンパス 〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143 Tel.0463-93-1121(代)
Copyright(C)Tokai University School of Medicine